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P4244991.JPG 3月11日から1ヶ月とちょっとたった4月24日の早朝。前日の雨模様から一転して晴れわたる空。明治神宮の芝地では、その空を見上げるように、在来種であるカントウタンポポが一斉に花を咲かせていた。この日、この場所で行われたアースデイいのちの森。今から91年前、100年後を見据え先人達によって作られたこの森で、私達は100年先の未来に何を描くのか。そういった事を考えるきっかけとなる場所。
 私たちもこのタンポポのように、倒れても立ち上がる事が出来る。ただその為には、安心して根を張れる美しい大地が必要だ。

生き物観察会@駒場野公園

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アカハラ2.jpg井の頭線で渋谷から僅か2駅の駒場東大前駅にある駒場野公園。今日はここで実施された生き物観察会に参加してきた。ガイドは地元在住で、昨年白州の田んぼで実施された生き物調査の際にもお世話になった、生きもの係 林鷹央さん。(生き物、特に虫の事は何でも知っている、さかなくんの様な方です。)
以前から、井の頭線沿線に田んぼがある事は知っていたのだが、駒場東大前という駅の事も、こんな近所にあるなんて事も全く知らず(家からチャリで15分)、その周りの高級住宅街に驚きつつ、自分の地図に載ってない場所がこんな近所にあったのかと改めて実感。

この日はメインで野鳥観察。最後に土壌生物の調査を行った。
早速田んぼに行くと、市街地では聞き慣れない鳥の鳴き声が・・・。エサを求めて朝早くから活発に行動する野鳥達が田んぼの周りの土手や林を飛び回っている。ここで確認出来たのは、ハシブトカラス、スズメ、ツグミ、シジュウカラ、アカハラ、シメ。写真はめずらしいアカハラでその名の通りお腹が赤い。林さんもこの場所で見るのは初めてなんだとか。大きさはツグミと同じぐらいで、双眼鏡で見ないと見間違えてしまう。
その他にも、メジロ、シロハラ、ヤマガラ、キジバトなど全部で13種類の野鳥を確認する事が出来た。ほとんどが越冬の為に南下してくる渡り鳥で、こういった鳥達が住み着くのは、近くに代々木公園や明治神宮といった豊かなビオトープが存在する影響もあるのかなと思う。

その後は土壌の生き物調査。鳥がやってくるのはそこにエサ(虫や木の実)があるという事が大きな理由であるが、その為には豊かな土壌が必要である。豊かな土壌であるが故にたくさんの生き物が棲息し、たくさんの生き物がいるが故に豊かな土壌が存在する。
この生き物調査では、土や葉っぱをフルイにかけて、白いバッドのうえで観察してみる。そうするとほんとうにたくさんの虫がいる事がわかる。ワラジムシ、ミミズ、クモ、トビムシ、ほんとうに沢山のムシが土壌の中には存在する。このムシが多ければ多い程豊かな土壌といえる。

私たちの生活、特に都市部での生活は完全に土と切り離されてしまっている。しかし、忘れて行けないのが全ての源がこの土にあるという事だ。牛が食べる牧草も、服を作る為の綿も、もちろん家を造る為の木も、土から栄養分を吸収しながら育つのだ。

私の所属するNPO法人響でも、こういった活動を通して自然への感謝の気持ちを伝えられたらな、と思う今日一日でした。

親父になりました

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PB204652.JPG息子が誕生するという、人生の中で最大規模のイベントが1ヶ月程前にあり、子育て奮闘中の親父が若干一名。
ホントに感動した。
当初、出産に立ち会うつもりは無かったのだが、LDRという入院してから分娩まで同じ部屋で出来るという施設が完備されている事から、成り行きで立ち会うことになり、結果、良かった。ホント、良かった。
僅か1ヶ月で1.2キロも大きくなりました。

ナツアカネを撮る

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PA234516.JPG随分と涼しくなってきた。
秋かなと思えば、冬の気配するぐらいの陽気。
そんな、気配を察したのか、水辺ではトンボたちが産卵ラッシュ。
写真は赤色が鮮やかなナツアカネ。たぶんオスかな。
動物写真家の福田幸広さんのマネをしてじんわりじんわり近づいてみると、意外と逃げない。こうなるとマクロレンズが欲しくなるなぁ。どうする、俺。

野鳥の季節

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PA174407.jpg 今日はの活動日。
子供たちを迎えての稲刈りです。

若干曇り空の明治神宮の朝。ぷらぷらと北の芝地を歩いているといろんな種類の鳥が姿を見せてました。この写真はヤマガラです。

この日は、日本野鳥の会が主催する探鳥会も実施されてました。

これから冬に向けて鳥も増えてくるし、楽しみだなぁ。
やっぱ、フィールドスコープでも買うか。。。

カタツムリ

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IMG_1492.JPG 久々のブログ更新。
完全にツイッターで満足してしまっている。。。

この日は明治神宮へ。
元々雨の予報だったが、午後からは晴れ間が見えるぐらいのいい日和。そんな雨上がりの森が発するアロマの中を、虫を探しながら歩いてみた。

アオキの葉の上で見つけた、体長はほんの1センチ程度の赤ちゃんカタツムリ。

たまに見つけると嬉しいもんだ。

夏の初めとCOP10

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いつの間にか6月も後半に差し掛かろうとしているという事に気づき、びっくりしているヲトコがここに若干一名。あと一ヶ月もすれば夏休みという事か。ここは麦茶でも飲んで、さらに夏を演出してみる事にしよう。

そういえば、2週間程前に農家さん宅を訪問してスイカを頂いた。私の故郷、大分県日田市はスイカの産地でもあり、基本スイカは貰うもの。そんで、夏の初めにその頂いたスイカを食べると「うわぁ、夏が来た」というなんともいえない喜びに包まれていた。そういう感覚は大人になるにつれ薄れていくもので、とは言っても、スイカはそれなりの感動と共に食すものだと思う。

話は変わって、今年は生物多様性条約第10回締約国会議(通称COP10)が名古屋で開催される年で、残りが4ヶ月程となり若干ザワザワとして来た感がある。
このCOP10に絡めた企画として是非紹介したいのが「想いでつなごう!!COP10おりがみプロジェクト」である。小さい頃によく折り紙を折った記憶がある。紙を折って何かを作るという作業は、子どもにとって決して簡単な作業ではない。1枚の紙を何回も折って最終的な形にするまでに、失敗を繰り返したり、様々な事を想像したり、教えてくれる人とのコミュニケーションがあったりとそこには濃密な時間の流れがある。そういう時間の流れの中で生まれてくる気づきのような種を心に蒔いていくのがこのおりがみプロジェクトだと思う。

たまには心を落ち着けており紙でも折ってみましょう。

田植えに向けて播種作業

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さて、ようやく米作りが始まります。
今日は、朝から播種(はしゅ)の作業の為明治神宮の杜へ。今年は苗作りを自分達でやるために、この日は田んぼの土を持ち帰ってもらう事が目的です。午後からは水路の修理とため池のシート修理でフル稼働の一日でした。

という訳で帰宅してから自分の分の苗代作り。3日間水に浸けた種籾はすでに5ミリ程度芽が出てます。
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こんな感じでパラパラと種まき完了。
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軽く土をかぶせれば完了です。
自宅ではなかなか日の当たる場所がないので出窓に置いて育てようと思います。
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さて、ちゃんとした苗が出来るだろうか。
この苗で田植がしたい。

根津美術館

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IMG_0955.JPG特に何の予定も決めて無かったけれど、せっかくの連休という事で、最近リニューアルをした根津美術館に行って来ました。屏風絵、彫刻、陶磁など重要文化財、国宝が揃っているので、当然それらを鑑賞する事も目的なのですが、僕は美術館という空間が好きで、その空気を感じる為に行っているようなところもあります。
作品を見る時ですが、無意識に心を空っぽにしようとしているみたいです。心がどう感じるか反応を確認するために、自分を俯瞰して見ている感覚ですかね。たまにベンチで休憩したりしながらうだうだと巡ります。
もうひとつの目的は美術館の奥に広がる庭園。とにかくいろんな植物が植えられていて、植生から見ると不自然なんだろうけど、この日みたいに穏やかな天気の日は植物に囲まれた庭をブラブラ散歩するのがとても気持ちよいです。この庭にも様々な彫刻品のコレクションが飾られています。
この美術館の裏には長谷寺という禅宗の寺があるのですが、根津美術館の庭園にしても、高級ブランドショップの並ぶ表参道や六本木ヒルズなど、都会のオシャレスポットに囲まれていて、このギャップがなんとも言えない。こういったスポットが東京にはたくさんあるはず。
たまにはそういうスポットを探して裏道散歩のいいですね。

シフトについて考える

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シフトする事ってなんだろう、と考えてみる。
政権交代ってシフトだったんだろうか?ちょっと違う気がした。ドラスティックに何かを変えようとした時に大きな歪が出来て、そこに別の問題が生まれる。それはそれで必要なことだけど、そういう事が言いたい訳ではなく、僕の中にあるシフトという言葉のイメージとは若干ずれている。
僕の持っているシフトのイメージは流れを大きく変えない事。だから、小さい変化がたくさん集まるか、あるいは時間を掛けることによって、やがて大きな変化につながる。そういうイメージ。
重要なのは変わる、変える、変わった、という事を実感することかな。