井の頭線で渋谷から僅か2駅の駒場東大前駅にある駒場野公園。今日はここで実施された生き物観察会に参加してきた。ガイドは地元在住で、昨年白州の田んぼで実施された生き物調査の際にもお世話になった、生きもの係 林鷹央さん。(生き物、特に虫の事は何でも知っている、さかなくんの様な方です。)
以前から、井の頭線沿線に田んぼがある事は知っていたのだが、駒場東大前という駅の事も、こんな近所にあるなんて事も全く知らず(家からチャリで15分)、その周りの高級住宅街に驚きつつ、自分の地図に載ってない場所がこんな近所にあったのかと改めて実感。
この日はメインで野鳥観察。最後に土壌生物の調査を行った。
早速田んぼに行くと、市街地では聞き慣れない鳥の鳴き声が・・・。エサを求めて朝早くから活発に行動する野鳥達が田んぼの周りの土手や林を飛び回っている。ここで確認出来たのは、ハシブトカラス、スズメ、ツグミ、シジュウカラ、アカハラ、シメ。写真はめずらしいアカハラでその名の通りお腹が赤い。林さんもこの場所で見るのは初めてなんだとか。大きさはツグミと同じぐらいで、双眼鏡で見ないと見間違えてしまう。
その他にも、メジロ、シロハラ、ヤマガラ、キジバトなど全部で13種類の野鳥を確認する事が出来た。ほとんどが越冬の為に南下してくる渡り鳥で、こういった鳥達が住み着くのは、近くに代々木公園や明治神宮といった豊かなビオトープが存在する影響もあるのかなと思う。
その後は土壌の生き物調査。鳥がやってくるのはそこにエサ(虫や木の実)があるという事が大きな理由であるが、その為には豊かな土壌が必要である。豊かな土壌であるが故にたくさんの生き物が棲息し、たくさんの生き物がいるが故に豊かな土壌が存在する。
この生き物調査では、土や葉っぱをフルイにかけて、白いバッドのうえで観察してみる。そうするとほんとうにたくさんの虫がいる事がわかる。ワラジムシ、ミミズ、クモ、トビムシ、ほんとうに沢山のムシが土壌の中には存在する。このムシが多ければ多い程豊かな土壌といえる。
私たちの生活、特に都市部での生活は完全に土と切り離されてしまっている。しかし、忘れて行けないのが全ての源がこの土にあるという事だ。牛が食べる牧草も、服を作る為の綿も、もちろん家を造る為の木も、土から栄養分を吸収しながら育つのだ。
私の所属するNPO法人響でも、こういった活動を通して自然への感謝の気持ちを伝えられたらな、と思う今日一日でした。
以前から、井の頭線沿線に田んぼがある事は知っていたのだが、駒場東大前という駅の事も、こんな近所にあるなんて事も全く知らず(家からチャリで15分)、その周りの高級住宅街に驚きつつ、自分の地図に載ってない場所がこんな近所にあったのかと改めて実感。
この日はメインで野鳥観察。最後に土壌生物の調査を行った。
早速田んぼに行くと、市街地では聞き慣れない鳥の鳴き声が・・・。エサを求めて朝早くから活発に行動する野鳥達が田んぼの周りの土手や林を飛び回っている。ここで確認出来たのは、ハシブトカラス、スズメ、ツグミ、シジュウカラ、アカハラ、シメ。写真はめずらしいアカハラでその名の通りお腹が赤い。林さんもこの場所で見るのは初めてなんだとか。大きさはツグミと同じぐらいで、双眼鏡で見ないと見間違えてしまう。
その他にも、メジロ、シロハラ、ヤマガラ、キジバトなど全部で13種類の野鳥を確認する事が出来た。ほとんどが越冬の為に南下してくる渡り鳥で、こういった鳥達が住み着くのは、近くに代々木公園や明治神宮といった豊かなビオトープが存在する影響もあるのかなと思う。
その後は土壌の生き物調査。鳥がやってくるのはそこにエサ(虫や木の実)があるという事が大きな理由であるが、その為には豊かな土壌が必要である。豊かな土壌であるが故にたくさんの生き物が棲息し、たくさんの生き物がいるが故に豊かな土壌が存在する。
この生き物調査では、土や葉っぱをフルイにかけて、白いバッドのうえで観察してみる。そうするとほんとうにたくさんの虫がいる事がわかる。ワラジムシ、ミミズ、クモ、トビムシ、ほんとうに沢山のムシが土壌の中には存在する。このムシが多ければ多い程豊かな土壌といえる。
私たちの生活、特に都市部での生活は完全に土と切り離されてしまっている。しかし、忘れて行けないのが全ての源がこの土にあるという事だ。牛が食べる牧草も、服を作る為の綿も、もちろん家を造る為の木も、土から栄養分を吸収しながら育つのだ。
私の所属するNPO法人響でも、こういった活動を通して自然への感謝の気持ちを伝えられたらな、と思う今日一日でした。
いつの間にか6月も後半に差し掛かろうとしているという事に気づき、びっくりしているヲトコがここに若干一名。あと一ヶ月もすれば夏休みという事か。ここは麦茶でも飲んで、さらに夏を演出してみる事にしよう。
そういえば、2週間程前に農家さん宅を訪問してスイカを頂いた。私の故郷、大分県日田市はスイカの産地でもあり、基本スイカは貰うもの。そんで、夏の初めにその頂いたスイカを食べると「うわぁ、夏が来た」というなんともいえない喜びに包まれていた。そういう感覚は大人になるにつれ薄れていくもので、とは言っても、スイカはそれなりの感動と共に食すものだと思う。
話は変わって、今年は生物多様性条約第10回締約国会議(通称COP10)が名古屋で開催される年で、残りが4ヶ月程となり若干ザワザワとして来た感がある。
このCOP10に絡めた企画として是非紹介したいのが「想いでつなごう!!COP10おりがみプロジェクト」である。小さい頃によく折り紙を折った記憶がある。紙を折って何かを作るという作業は、子どもにとって決して簡単な作業ではない。1枚の紙を何回も折って最終的な形にするまでに、失敗を繰り返したり、様々な事を想像したり、教えてくれる人とのコミュニケーションがあったりとそこには濃密な時間の流れがある。そういう時間の流れの中で生まれてくる気づきのような種を心に蒔いていくのがこのおりがみプロジェクトだと思う。
たまには心を落ち着けており紙でも折ってみましょう。
そういえば、2週間程前に農家さん宅を訪問してスイカを頂いた。私の故郷、大分県日田市はスイカの産地でもあり、基本スイカは貰うもの。そんで、夏の初めにその頂いたスイカを食べると「うわぁ、夏が来た」というなんともいえない喜びに包まれていた。そういう感覚は大人になるにつれ薄れていくもので、とは言っても、スイカはそれなりの感動と共に食すものだと思う。
話は変わって、今年は生物多様性条約第10回締約国会議(通称COP10)が名古屋で開催される年で、残りが4ヶ月程となり若干ザワザワとして来た感がある。
このCOP10に絡めた企画として是非紹介したいのが「想いでつなごう!!COP10おりがみプロジェクト」である。小さい頃によく折り紙を折った記憶がある。紙を折って何かを作るという作業は、子どもにとって決して簡単な作業ではない。1枚の紙を何回も折って最終的な形にするまでに、失敗を繰り返したり、様々な事を想像したり、教えてくれる人とのコミュニケーションがあったりとそこには濃密な時間の流れがある。そういう時間の流れの中で生まれてくる気づきのような種を心に蒔いていくのがこのおりがみプロジェクトだと思う。
たまには心を落ち着けており紙でも折ってみましょう。
特に何の予定も決めて無かったけれど、せっかくの連休という事で、最近リニューアルをした根津美術館に行って来ました。屏風絵、彫刻、陶磁など重要文化財、国宝が揃っているので、当然それらを鑑賞する事も目的なのですが、僕は美術館という空間が好きで、その空気を感じる為に行っているようなところもあります。
作品を見る時ですが、無意識に心を空っぽにしようとしているみたいです。心がどう感じるか反応を確認するために、自分を俯瞰して見ている感覚ですかね。たまにベンチで休憩したりしながらうだうだと巡ります。
もうひとつの目的は美術館の奥に広がる庭園。とにかくいろんな植物が植えられていて、植生から見ると不自然なんだろうけど、この日みたいに穏やかな天気の日は植物に囲まれた庭をブラブラ散歩するのがとても気持ちよいです。この庭にも様々な彫刻品のコレクションが飾られています。
この美術館の裏には長谷寺という禅宗の寺があるのですが、根津美術館の庭園にしても、高級ブランドショップの並ぶ表参道や六本木ヒルズなど、都会のオシャレスポットに囲まれていて、このギャップがなんとも言えない。こういったスポットが東京にはたくさんあるはず。
たまにはそういうスポットを探して裏道散歩のいいですね。
もうひとつの目的は美術館の奥に広がる庭園。とにかくいろんな植物が植えられていて、植生から見ると不自然なんだろうけど、この日みたいに穏やかな天気の日は植物に囲まれた庭をブラブラ散歩するのがとても気持ちよいです。この庭にも様々な彫刻品のコレクションが飾られています。
この美術館の裏には長谷寺という禅宗の寺があるのですが、根津美術館の庭園にしても、高級ブランドショップの並ぶ表参道や六本木ヒルズなど、都会のオシャレスポットに囲まれていて、このギャップがなんとも言えない。こういったスポットが東京にはたくさんあるはず。
たまにはそういうスポットを探して裏道散歩のいいですね。
シフトする事ってなんだろう、と考えてみる。
政権交代ってシフトだったんだろうか?ちょっと違う気がした。ドラスティックに何かを変えようとした時に大きな歪が出来て、そこに別の問題が生まれる。それはそれで必要なことだけど、そういう事が言いたい訳ではなく、僕の中にあるシフトという言葉のイメージとは若干ずれている。
僕の持っているシフトのイメージは流れを大きく変えない事。だから、小さい変化がたくさん集まるか、あるいは時間を掛けることによって、やがて大きな変化につながる。そういうイメージ。
重要なのは変わる、変える、変わった、という事を実感することかな。
政権交代ってシフトだったんだろうか?ちょっと違う気がした。ドラスティックに何かを変えようとした時に大きな歪が出来て、そこに別の問題が生まれる。それはそれで必要なことだけど、そういう事が言いたい訳ではなく、僕の中にあるシフトという言葉のイメージとは若干ずれている。
僕の持っているシフトのイメージは流れを大きく変えない事。だから、小さい変化がたくさん集まるか、あるいは時間を掛けることによって、やがて大きな変化につながる。そういうイメージ。
重要なのは変わる、変える、変わった、という事を実感することかな。