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アンニュイな空間

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宅配便の荷物も届いたし、曇天の空が広がる街にでも繰り出そうか。とその前に。
ソファの横にあるオーディオがラテン系のラジオ番組にチューニングされ、木製のスピーカーがなんだか楽しげな事をつぶやいている。テーブルの上の、ついさっきまで入れたてだったはずの珈琲がすっかり冷めてしまったが、それはそれで悪くない。それはそれで、あれはあれで、君は君で、僕は僕で。
キッチンの蛍光灯の蒼白い明かりが半が乾きのダスターを照らしている。この色は嫌いだ。朝を迎え損ねた時の色。現実を忘れようとして現実に引き戻された時の色。
3つある時計の秒針の音が妙にうるさい。ホントは境界線なんか無い空間に、境界線を作る為の点をちりばめてるみたいだ。今僕は、この空間に存在するモノでしかない。いわば、冷めたコーヒの入ったコーヒカップみたいなもんだ。僕はコーヒーカップになる事に決めた。このアンニュイな空間を極限まで楽しむ事にしよう。


コメント(2)

なんだか詩的。

曇りの日らしい時間ですね〜。

そして、もしよろしければ、
私のBlogから、ここリンクさせて頂いても良いですか?
勿論、相互じゃなくて構いませんので〜。

こにゃにゃちわ。

リンクウェルカムっすよ。
こっちからもリンクしますよん。

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